« ダイレクトイグニッション交換・その後 | トップページ | バイクの任意保険 »

不調の原因

2012年10月20日(土) 173,736Km

最近なんとなくエンジンの調子が悪い印象があったのですが、その原因がわかりました。

不調の状況は、

  • 回転を上げると左右同調が取れていないような不快なバイブレーションを感じる事がある。
  • 高速道路などでスロットルを緩めたとき、エンジンブレーキの利きが唐突というか過大に感じる事がある。
  • 先日軽井沢へ行った時の高速道路上の長い上り坂で、3000~4000rpm近辺に酷いバイブレーション。吹け渋りというかガス欠の初期状況のような感じ。

いずれも常に調子が悪いというよりは、悪い時がある、という不具合でした。

こういった再現性の乏しいトラブルは原因を探るのが難しいもので、試しにダイレクトイグニッションを交換してみたりしたのですが、確かにエンジンの回転がスムーズになったものの、まだイマイチすっきりしません。

ところが転機は突然やってきました。
昨日帰宅時に気づいたのですが、アイドリング回転数が朝より少し高く変化した事と、スロットルオフ時にかすかなポンポン音がマフラーから聞こえる、というものです。この状況はアイドリング同調でアジャストスクリューを開けすぎた時(つまり空気が多い時)と同じです。
この時点での予想は「スロットル下流のどこかに隙間があってそこから空気を吸っているのでは?」というものです。

都合良く土曜日は予定が開いていたので、早速カウルを剥ぐって点検です。
ダクトを留めているクランプが緩んでいたり、ダクト自体にクラックが入っていないか写真を撮りながら入念に調べます。
結果、空気を吸っている兆候は見つからなかったのですが、怪しい不具合を発見しました。

20121020a_rt_wire
↑銀色の筒が右シリンダーのスロットルボディAssy.その下を通っている線はダイレクトイグニッションへ繋がる電線です。
この電線のルーティングが悪く、スロットルボディ裏側のプーリーと干渉していたのです!(この写真は既に位置修正後)

20121020b_rt_before
↑これが作業前に状態。原因がわかる前にカメラを突っ込んで適当にとった写真の中の1枚です。
赤丸の部分でプーリーに掛っているのがわかります。
このプーリーはスロットル操作の動きをバタフライに伝える為のものです。
左右シリンダーの動きは基本的に独立していますので、右だけ動きが悪ければ当然バランスが崩れて不調になります。

20121020c_rt_after
↑これが修正後。タイラップで留めました。

このエンジンの場合、スロットル操作は1本のケーブルでタンク下まで伝えられ、そこで左右に分岐して左右それぞれのバタフライを動かすプーリーに繋がります。
但しスロットルバルブの位置(開度)は、左のスロットルボディのみでモニターされ、それに見合った燃料が噴射される、という仕組みです。

スロットルオフ時にポンポン鳴ったのは、左のバタフライよりも右のバタフライのほうが少し開き気味(閉じ切らない状態)だったのではないでしょうか。
また、碓氷峠ではきつい上り坂の高速道路で、スロットル開度が普段より大きめになって、プーリーが電線に大きく邪魔される位置まで回転。スロットルバルブ開度の左右差が無視しえないくらい大きくなったので吹け渋った・・・・
いずれも説明がつきます。

ちなみに海王の場合、片肺事件の時に今回引っ掛かっていた電線の修理をディーラーで行っています。電線の長さが少し短くなって、引っ掛かりやすくなっていたのかもしれません。

せっかくここまでアクセスしたので、スロットルバルブ周りの清掃、同調の取り直しをしてテストラン。
見事に快調に戻っている事を確認する事が出来ました。

20121020d_rt_side
↑作業終了後に洗車。海王17万キロ。まだまだ行きます。

20121020e_rt_meter_173736

|

« ダイレクトイグニッション交換・その後 | トップページ | バイクの任意保険 »

コメント

な~るほど。
そういうこともあるのですね。
私のRTも高速道路で高回転を使うとき、まわりたがらない感じがしているので、その辺を確かめてみたほうがいいかもしれません。
いつもながら、鋭い観察眼とわかりやすい解説をありがとうございます。

Kachi//

投稿: Kachi | 2012年10月21日 (日) 16時08分

鋭い観察眼とか言わないでください!
2年間も気づかないで乗っていた、というのが正しいです。
今回もDI交換作業に伴って電線が引っ張られて、より引っかかりが大きくなった、というのが真実だと思います。(結果的にそれで気づいたわけですが・・・)
左側はまったく干渉しそうもないルーティングなので、もしかしたら海王固有の問題かも知れません。(DIへの電線修理の後遺症、という意味で)
KachiさんのRTの状態を確認されましたら教えてください。

投稿: はるかぱぱ | 2012年10月22日 (月) 09時00分

なるほど~機械的な干渉でしたか。灯台下暗しとはまさにこのことですね。
私のRTも先日スロットルボディを外して清掃していますので、
ケーブルの取り回しを再確認してみます。

投稿: こうもり | 2012年10月22日 (月) 17時22分

こうもりさま お久しぶりです。

まあ、相変わらず直しているのか壊しているのかわからない感じですが、まあ、今後の注意ポイントが見つかったということで「良かった」という風に考える事にしています。
ケーブルとり回しの確認結果がわかりましたら教えてください。

投稿: はるかぱぱ | 2012年10月26日 (金) 23時25分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 不調の原因:

« ダイレクトイグニッション交換・その後 | トップページ | バイクの任意保険 »