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モノを大切にするという事

2012年3月11日(日) 155,582Km

大きな震災から1年が経ちました。
東北地方の方はもちろん、私の住む千葉県でも津波の被害にあわれた方がいらっしゃいます。
こうやって"普通に"家族と週末を過ごせる状況に感謝しなければいけません。

先日自宅の掃除機が壊れました。吸い込み用のホースの先を延長パイプに挿し込む部分が割れてしまったようです。
結婚したときに買ったものですから14年くらい使ったでしょうか。普通なら買い替え時期と諦めるところですが、静かな掃除機が欲しくて買った6万円以上の高級品だったこともあり、ダメモトでメーカーのパナソニックに問い合わせてみました。

パナソニックではこういった問い合わせをweb上でも受け付けており、驚く事に数時間でe-Mailの返事がきました。やはり部品はなかったのですが、問題はその返答の内容です。

【以下引用】
お問合せのMC-S250XMは、1999年5月に生産販売を終了させて頂いており、商品の修理対応は生産打ち切り後6年間の修理部品の保有対応を行なっております。
主要部品や代替部品をお調べさせていただきましが、あいにく部品在庫が完了となりました。とても大切に、長くご利用いただいている商品で、誠に恐縮でございますが、お客様にて他商品への買い替えのご検討をお願い申し上げます。

 
うーん。言葉は丁寧ですが部品が無くて代替品もなければ買い替え、とは・・・。
日本を代表する(モノを作ることを生業にしている)会社がこういった考え方なのには正直がっかりです。
こういった場合、多くの人が買い替えるのでしょうから仕方ないのかもしれませんが、「修理」という選択肢が全くないのに違和感を感じるのは私だけでしょうか。
火を噴いたとか水没したとかいうことではありません。プラスティック部品が割れただけでその掃除機を捨てて、新しいものを買う。大袈裟かもしれませんが、そんな心で製品を作っているのか、という風に感じられてとても残念です。

そもそもモデルチェンジが頻繁で、その度に部品が新しくなるので流用可能な部品も限定的。作っているのは1年程度ですから「生産打ち切り後6年」は「買ってから7年」とほぼ同意です。だいたい壊れるのはこの頃以降ですから、高い確率で壊れれば買い替え、ってことになります。

と、オヤジの愚痴はこのくらいにしてもちろんDIYで修理です。

20120311a_rt_crack_2 20120311b_rt_crack2
↑赤矢印部分がぱっくりと。上側まで割れて、今は下側の皮1枚でつながっています。

20120311c_rt_vcut
↑今回はプラリペアを使うので、割れ目の近辺をV字に削ります。

20120311d_rt_plarepair
↑手前に写っているのが"プラリペア"のセット。針がさきについた容器がよくできており、初めてでも上手に修理ができました。

20120311e_rt_after
↑修理完了の図。

プラリペアで修理すると元と同程度の強度が復活するので、瞬間接着剤でくっつけた時のように、すぐに修理後からポキリ、という事がありません。
修理後さっそくカミさんの厳しい実用テストに供されましたがびくともしなかったのは当然です。(こちらは内心ビクビクでしたが)

ちなみにプラリペアのメーカーmutoさんのサイト。以下のセリフが泣かせます。

【以下引用】
だれかのために、自分のために、そして子供たちのために・・・・・・・・・
物を大切にし、物に愛着を持ち、その気持ちを子供たちに伝える。
使い捨て全盛のこの時代にキープ・オン・リニューイング(直して使い続ける)という古くさいのだけれど、なんだかとても新しい考え方。
「PLAREPAIR(プラリペア)」と「型取くん」はそんな「物」を大切にする人達を応援します。
あなたの手(Hand)と、あなたの気持ち(Heart)が「物」にもう一度、新しい命を吹き込みます。

パナソニックに聞かせたい・・・。

20120311f_rt_various 20120311g_rt_rear 20120311h_rt_meter_155582

 

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コメント

はるかぱぱ様
ご無沙汰しております。nyankichiです。
当地は本日も雪が降り…RTはバイク屋さんに預けたままです。
さて、「大切に使う」全く同感ですね。でも、松下もそんなセリフを吐くようになったのか…残念だし、寂しいです。ご存じかと思いますが、『のお店』が沢山あったせいか、かつては掃除機でもビスで分解が可能なツクリになっていて(多くのメーカーは嵌め込み)、部品も結構手には入っていたのです。
でも、未だに石油FFストーブメーカーは違います(暖かい所だと縁がないでしょうけど)。昨年も部品を確かめたところ、嫌な顔一つせず「18年経過してますが、基板以外でしたら全部あります!」と力強いお言葉。でも、北国ではこれは常識。
で、しつこい修理屋がいるので、我が家の家電はストーブのほかもみんな長生きなのでした。

投稿: nyankichi | 2012年3月12日 (月) 00時45分

nyankichiさまこんにちは。

ストーブですか。確かに大きなFFストーブは高価ですから修理できないと困りますね。

大きなメーカーになると、「自分で直してみては?」と書くだけで、後の責任が大変なんだと思います。修理屋さんも純正部品以外での修理はしたがらない。(修理屋というより交換屋ですね)
だから壊れたら「買い替え」。
わかっているのですが寂しいですね。

使い捨てと訴訟の文化はアメリカが本家かと思いますが、資源も無い国が真似をするには無理があると思います。
まあ、DIYで修理なんて少数派でしょうから多くを望みませんが、せめて目先の新しさを追うのではなく、ある程度の修理をしながら長く使える製品を作ることはこの国のメーカーに求められてると責務では無いでしょうか。

投稿: はるかぱぱ | 2012年3月12日 (月) 18時44分

以前保険の話をしたものです。
今回のお話は、どちらの立場でも難しいことだと思います。
おそらくメーカとしては、案内の通り長く使ってもらうのはうれしいが...との思いもあると思う。
数年前に△洋の扇風機の問題も有りました。
ストーブ等の稼動部品の少ないものであれば、共用の部品保持のみで長期の使用にも耐えれると思いますが、掃除機や、扇風機等の回転部品があるものでは、長く使う=磨耗が進むことになります。その結果動かなくなるだけであれば、メーカも部品を出すと思いますが、最悪の結果で発火の危険も考えられる場合には、一部の部品とはいえ、長期間使用している物に関しては
修理付加として寿命を迎えさせてやっても良いのでは、と思います。
我々のように古いバイクにそれなりのお金をかけて自己責任で修理・保守をしているのとは違い、家電製品では一般的な使用を前提にするのはいたし方ないのでは、と思います。
でも長く物を大事に使うことが基本と考えますが。

投稿: R1100R | 2012年3月13日 (火) 21時09分

R1100Rさま こんにちは

メーカーだけのせいではないことはわかっているんですがねえ。
そもそも多くのユーザーが買い替えを希望するわけですし、チマチマ修理して使うなんて時間も手間もかかります。
でも、もっとモノを大切にしなければいけないと思うんですよ。
こういう考え方は古いんですかねえ・・・・。

投稿: はるかぱぱ | 2012年3月13日 (火) 21時56分

いいものを永く使う、これが本当のエコ。
というCMが最近テレビでよく流れていますね。
全く同感なんです。
それが資源の節約になりますものね。
日本に限らず、企業は物を売って収益を上げることで飯を食っているので、ある意味仕方のないことなのかも知れませんが、BMWなどは80年代のバイクでもいまだに部品供給をしていますし、実家で使っていた、かの使い捨ての国アメリカ製のGMの冷蔵庫なんかでも、ずいぶん長い間部品供給をしていましたね。
さすがに電力消費がたまらんということで買い替えたようですが。
R1100Rさんがおっしゃるように、構成部品の一部であるコンデンサなどは古くなると発火することもあるので一概にメーカーを責めることもできないですが、6万の高級品がその他の廉価盤と同じ扱いというのも、買った側としていささか納得できないのも事実ですよね。
まあ、私たちは自分のできる範囲でいろいろ修理しながら使っていきましょう。
手に負えなかったら仕方ないですから素直に買い替えないといけないかもしれませんね。

Kachi//

投稿: Kachi | 2012年3月13日 (火) 23時03分

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