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好調を維持する秘訣

2011年5月23日(月) 129,650Km

ホンダなどの国産バイクは、少なくとも日本の道路環境で使う上で"乗りっぱなし"な使い方をしても調子が崩れる、ということが無いように感じられます。
一方BMWのバイクは好調を維持する為にはある程度の整備、というか調整が必要なようです。

今や国産バイクは、普通の乗り方をしている限り、損耗による部品交換を除けばほとんどメンテナンスフリーです。
好きで弄るひとは別にして、メカの内部清掃や注油なんてしなくても同じような"調子"をずっと維持してくれる図太さというか許容力を内包しているように感じられます。
そしてその"調子"は距離/時間と共に非常にゆっくりと下降線を描き、ユーザーが不調というか"劣化"を意識したときには根本的なオーバーホールなどをしないと元には戻らない、というものです。

実はバイクだけでなくクルマの場合も共通の印象を持つのですが、ドイツの工業製品の場合はそれほどメンテナンスフリーでは無いようです。
ある程度の距離を走れば必要な処置をする、というのが前提で、これを怠ると明確に機械の"調子"が崩れます。
具体的にはブローバイで汚れるスロットル系の清掃などがまさにそうで、これは前に乗っていたBMWのクルマでも同じような症状が出ていました。
こうした清掃や調整をユーザーに強いる、という点で製品としての完成度は低いという見方も出来ますが、そうやって手入れを続けると半永久的に使い続けられるような気がする点からは、これは文化の違いなのかなと思っています。
※実際は半永久的には使えないのでしょうが、そういった気がするのです。

さて、13万キロ付き合ってきた海王。調子を維持していくポイントが何点かあります。

  1. 暖機運転の方法
    普段の乗り方で注意するのはこれに尽きます。
    BMWボクサーは空冷高圧縮エンジンなので、冷間時にはクリアランスが多めです。
    ですから、エンジンが温まりきる前に負荷のかかる運転を行うと
    ・オイルが燃焼室内に流入して炭化、蓄積
    ・燃焼室から未燃焼ガス(ブローバイ)がクランクケース内に吹き出し、オイルを希釈、劣化
    ということが急速に進みます。
    対策は、エンジンを掛けて30秒もしたらそろりそろりと出発。比較的低回転(2000rpm~2500rpm程度)で走り続けます。
    停止状態で何分もアイドリングする暖気は論外ですが、エンジンが冷たい状態で高回転や高負荷の使用もいけません。
    周りの交通状況もありますので無理は出来まんが、回転は低くてもノッキングするようなスロットル操作は厳禁です。
    そおーっと、そおーっとのスロットル操作が肝になります。
    RIDの油温計が目盛り5になっても、エンジン内部の芯まで温まるには30分くらい掛かるようです。
    こういった運転を続けると、ブローバイによるスロットル系の汚れのつき方が目に見えて少ないようですし、オイルも劣化もだいぶ緩和されるようなので効果有りだと実感されます。
  2. 定期的なスロットル系の清掃
    何処も弄っていないのにアイドリング回転数が下がったり、スムーズでなくなったりした場合にはスロットル系の清掃が必要です。
    ミスト化したオイル分を含んだブローバイが循環することでスロットルバルブやアイドリングアジャストスクリュー周りに汚れが付着するからです。
    清掃せずに、アジャストスクリューだけで同調を取ろうとしてもうまくいきません。ものぐさせずにちゃんと掃除してから同調を取ることが肝心です。
  3. ダイレクトイグニッションの扱いには気をつけて
    イグナイタープラグ(後期型:ツインスパークモデルのプライマリー側)を交換する際に取り外す必要があるダイレクトイグニッション。
    本体や接続しているケーブルは丁寧に扱う必要があります。
    内部断線しやすい上に、カプラー部分が破損することもあります。
    更に熱によるものなのか、何も弄っていなくても自然にダメになることもあるらしく、少なくとも片肺になったら真っ先に疑う部品だと思います。
    ちなみにエンジン不調時にプラグって疑われやすいですが、経験的にはプラグを換えてエンジンの調子が良くなることはほとんどありません。
  4. オイルの管理は慎重に
    水冷エンジンに比較して油温があがりやすい空冷エンジンのため、エンジンオイルの劣化は早い傾向があります。
    エンジンオイルは潤滑のほかにも冷却、防錆、洗浄などたくさんの仕事をしていますから、オイルの管理はしっかりやりたいものです。
    海王では1万キロに2回~3回のペースで交換することが多く、少なめ(暖間時でサイトゲージ8分目程度)の量にあわせるようにしています。
    また1150RTのトランスミッションは結構熱くなりますから、ギアオイルも適宜交換してあげたいものです。

いかがですか?
はるかぱぱはこういった気遣いをすることで、好調を長く維持することができる、と考えています。
皆様のご意見、経験談などもお待ちしております。

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コメント

参考になります。

毎日、通勤に使われていて長い距離を走破されたからこその話ですね。
参考に成ります。

新しいオイルの具合は如何でしょうか?
結構、評価を待ってたりしますよ・・・

投稿: yoshi | 2011年5月23日 (月) 21時15分

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