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HID取り付けの見直し

2010年2月6日(土) 79,400Km

年末年始に取り付けたトヨタ純正HID(D4タイプ)ですが、1ヶ月使って気になった点などを手直しします。

今回の修正ポイントは主に2つ。

  1. バーナーの取り付け方
    H7規格のヘッドライトユニットにD4規格のバーナーを取り付けるために、現在はH7座金をバーナーに接着していました。
    ストーブ補修用耐熱接着剤を使ってからは、しっかり接着できているようですが、取り付け方によってバーナーの位置が微妙にずれてしまうようです。
    D4ソケットで直接取り付けるとバーナーの位置決めが確実にできますし、バーナーの交換も簡単になります。
  2. バラストの取り付け位置
    現在はライト後方、メーター下の隙間スペースに取り付けていますが、ライトユニットの裏蓋を開閉するときに僅かに干渉しています。これは車両側電線のルーティングを変更してもう少し上方に移動します。

これが現在の取り付け状態。
20100206a_rt_beforeRTのライトユニットはH7ハロゲン仕様なので、これに合うようにH7バルブから切り取ったてつくった座金をバーナーに接着しています。もちろん座金はバーナー毎に用意する必要があります。この状態で回転方向へはほとんど固定されておらず、細い針金で前方へ圧着しているだけです。HIDバーナーのソケットは押して捻って取り付けますので、ソケット取り付け時に位置ずれを起しやすいのです。

20100206b_rt_remove次にライトユニットを分解します。H7バルブの取り付け部は薄い金属板でできていますので、これをそっと取り外します。
ここにD4用アダプターを取り付ければ良いわけです。非金属なので直接接着は避けたいので、取り外した金属板を加工して利用することとしました。

20100206c_rt_adpterこの金属板にD4アダプターを接着して、それをライトユニットに復旧することとします。この部品は一部切断しますので元に戻せなくなってしまいました。ハロゲンに戻すときは調達しなければいけません。

20100206d_rt_d4zaganeこれがHIDバーナー用アダプター。国産車の純正部品をヤフオクで調達しました。
右が原型。D2用のボッチがあります。これを加工して左のようにしました。ボッチも落としてD4も入るようにしました。

20100206e_rt_zaganeinstall金属板にアダプターをアラルダイトで接着。これをライトユニットに戻します。
あわせてライトユニットに一部をハンダゴテで溶かして固定用スプリングの逃げを作ります。

20100206f_rt_karizukeバーナーを仮付けします。きっちり取り付いてよい感じです。
H7バルブの取り付けに比較してかなりカッチリしています。
今回はレクサス純正のD4R(4300ケルビン)を使います。今後はバーナーの交換も簡単です。アダプター上部に切り込みがあり、バーナーの爪としっかりかみ合って回転方向の固定を確実にしています。圧着用スプリング(針金)も太くてしっかりしています。 

20100206g_rt_ballastこちらはバラスト。このようにアルミ板をボルトで固定して、あわせ面には簡単にシールしてあります。
D4用バラストは薄くて助かります。結構強い雨も経験しましたが、今のところ不具合はありません。

20100206h_rt_ballastinstall これが取り付け後の状態。メーター下のスペースにユニットごとタイラップで固定しています。
今までに比較して1cm程度上方向に取り付けることが出来ました。結果的にライトユニットの裏蓋との干渉はなくなりました。

20100206j_rt_night夜になってのテストランです。
手前側(車両直近)が暗く見えますが、これはデジカメの自動露出のせいで、実際はもう少し明るいです。 写真では右側面の上方への光がカットされていることがよくわかります。(左側は田んぼなのでよくわかりませんが、右より高い位置でカットされています)
路面の明るさは必要にして十分、といったところで、写真よりはかなり明るいですが、「昼間のように明るい」というほどでもありません。これはHIDとはいえ1灯だからでしょう。クルマの2灯HIDに比較すると明らかに暗くいですが、標準ハロゲンバルブでは不安を感じた暗い夜道も安心して走れるので満足です。
1灯であるにもかかわらずかなり広い範囲をムラ無く照らしており、ライトユニットの基本設計が優れている事がわかります。
これ以上を望むならプロジェクターランプ自体をライトユニットに仕込むなどの"カスタム"しかないでしょう。今のところそこまでやる気はありません。

20100206k_rt_light20100206l_rt_meter点灯時のライト自体は実際は直視できないくらい明るいです。
但し少し離れて対向車の目線で確認すると刺すような眩しさはありません。
上方への光は効果的に遮蔽されています。

【まとめ】
今回の作業によって、気になっていたバーナーの取り付け、バラストの位置が適正化されました。
バーナーの取り付けは、僅かな位置ずれでも照射範囲に結構影響があるようで、今までの方式では取り付け時にずれやすい上に、座金接着時の精度も気になるところでした。今後はD4バーナーがポン付けでOKなうえに、取り付け位置が振動でずれたり、接着が外れたりを心配する必要がなくなりました。
走る距離だけは人並み以上なので、このへんがしっかりしていることはとても大切なことなのです。
バラストの位置もここしかない、という感じで収まりました。
これでしばらくヘッドライトのことは忘れられそうです。(笑)

■■■■以下、参考資料■■■■■■■■■■■■

【純正流用でHID化を検討中の方へ】
国産車のHIDユニットを流用してハロゲン仕様車をHID化したいと考える方の参考になりましたでしょうか?
ポイントはバーナーの取り付け方に尽きると思います。
ハロゲンバルブの座金部だけを使用してバーナーの座金部分の形状を変更する方法は車両に手を加えないという点でハードルは低いかもしれません。但しH7タイプに限って言えばバーナーの位置決めが不確実で、高温部の接着にも気を使います。
車両側に若干の手を加える覚悟があれば、D2/D4バーナー用アダプターをライトユニットに固定してしまう方法が最もすっきりします。
1150RTの場合にはライトユニット自体には手を加えず、薄い金属板を加工することで対処できました。

バーナーはシェードの有無でD4RとD4S(またはD2RとD2S)があります。プロジェクタータイプであればシェード無しのSを、その他はRを使うのが基本です。メーカーによってシェードの形状が若干異なるようなのでこれは試行錯誤が必要かもしれません。RTとの組み合わせではPIAAよりもフィリップスのシェード形状が合っていました。
いずれにしても先行車、対向車への迷惑には十分注意してセッティングしたいものです。

国産車の純正バーナーは(4300ケルビンでよければ)1000円/本程度で入手可能なうえに、バラストも2000円程度です。
これでトヨタ品質の部品ですから、多少の苦労は惜しくないのではないでしょうか。

20100207c_rt_5burner

今まで試したD4バーナーは5種類。それぞれ1本1000円程度です。写真左から
①PIAA 5500ケルビン D4R改
色のせいで少し暗い。シェードを一部切断したので照射範囲は広い。左路肩への漏光が少し気になる
②PIAA 5500ケルビン D4R
色のせいで少し暗い。先端部のシェードのせいで照射範囲にムラ有。
③レクサス純正4300ケルビン D4S改
D4S規格に耐熱ペイント。先端部も塗ったので、少し暗く感じる。色は自然で雨の日も安心。
④レクサス純正4300ケルビン D4S
シェードなし。これでも激しく眩しい、ということはない。上部への漏光が少し気になる。
⑤レクサス純正4300ケルビン D4R
色も自然で見やすい。照射範囲もムラ無く、上部への光もかなり明確にカットされている。先端部にはシェードが無いので①や③に比較しても明るく感じる。
です。

①~③まではH7座金を接着して使いました。この方法ではカウルをつけたままでのバーナー交換は中々難しく、がちゃがちゃやっている間にセラミックチューブが割れてしまう事もありました。(性能には影響ないようです)

20100207d_rt_h7_2

HID化前にNetで探しても中々見つからなかったH7バルブとの比較写真。
ベース面から発光点までの距離は24mm-29mmといったところでほとんど同じです。
20100207e_rt_d4実際は取り付け時に使用する座金やアダプターの厚さを考慮する必要があるので、D4の方が少しだけ奥に入る(ベース面からの距離が短くなる)と思います。
おそらく海王のHIDライトの車両直近が少し暗く感じるのは、これが原因ではないかと思います。実走行時にはほとんど見ないところなのではるかぱぱは良しとしています。

意外だったのは同じD4R規格でもメーカーによってシェード(ガラス管の外側を覆う金属円筒板)の形状が異なる事。プロジェクタータイプ以外のヘッドライトユニットにはD4Rを使用することになっていますが、PIAAのD4R②は先端部にもシェードがあり照射ムラが気になります。フィリップス(トヨタ系純正)のD4R⑤は根元とサイドだけで、結果照射ムラも無く良い配光です。
色は好みでしょうが、見易さ、明るさをとるなら4300ケルビンが上です。5500ケルビンは見た目「真っ白」で、雨の日も含めて決して暗くは無いですが、純正4300ケルビンはそれよりも明らかに見やすく、見た目「クリーム色」といった風情が許せるならオススメです。

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