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オイル消費について

2009年12月4日(金) 73,900Km

BMWの空冷フラットツインエンジンは比較的オイル消費が多いことが知られています。
海王の場合、普通の使い方で100cc/1000Km程度は消費するようで、3300Km毎の交換サイクルの間に1,2回の補充を行っています。
※消費の度合いは、使い方(渋滞・高速道路)によって変化します。

冷間始動時を除くとほぼ80℃近辺に温度管理される水冷エンジンに比較して、温度変動が大きい空冷エンジンですから、この程度のオイル消費は仕方ないかもしれません。

一般的にエンジンオイルの消費は、上から漏れる(オイル下がり)ものと、下から漏れるもの(オイル上がり)に分別できます。
オイル下がりは、バルブシート周りを通り抜けたオイルがシリンダー内に落ちることで起こります。
オイル上がりは、ピストンリングを通り越してオイルがシリンダー内に上がることで起こります。
 ※オイルがエンジン外部に漏れるのは論外です。

過大なオイルがシリンダー内に漏れると、排気ガスが白くなるのでわかりますが、いまどき2ストでもない限りそんなエンジンはないでしょう。
1150の場合、上がり/下がりどちらが多いのかはわかりませんが、水平対抗という構成からはオイル上がりに対して不利だと想像されます。
BMWはエンジンを使い込んである程度"アタリ"が出てくると消費量も減ってくる、という例も聞きますが、少なくとも海王(7万キロ走行)の場合そのような兆候はなく、安定して同程度の消費を続けています。
そもそも通常の使用で発生する磨耗で変化するクリアランスは微々たる物ですから、それによってオイル消費量が劇的に改善することがあるのかは微妙なところです。

ところで、一般的にはあまり気にされていませんがエンジンオイルには増える要素もあります。
水分や燃料の混入です。
ブローバイ等に含まれた気化した燃料や水蒸気がクランクケースなどに入って、これが冷やされると液体に戻ってオイルに混入します。
少量であれば次回のエンジン運転時に温度が上がって蒸発してしまいますが、運転時間が短かったりして蒸発しきらないうちにエンジン停止、ということを繰り返すとオイルの希釈はどんどん進むことになります。
オイル交換するときに多くの場合はオイルの粘性は下がっている(新油よりシャバシャバしている)ように感じられますが、これは燃料によりオイルが希釈しているからだそうです。
オイル自体は劣化すると粘性が上がる性格を持っているからです。
つまりほとんどのエンジンでオイルへの燃料混入、希釈が発生していると考えられます。(もちろん何百ccも混入しているわけではないと思いますが・・・)

使い込んでオイル消費が少なくなってきたBMWのエンジン。もしかしたら燃料希釈の度合いが増えているだけかもしれないので注意が必要です。
また、全くといってよいほどオイルが減らない国産車(クルマ)については、各部の精度が高くオイルの消費量そのものが少ないことはもちろんですが、もしかしたらオイルの消費量と燃料の混入量が等しくなるような計算がされていたり、なんて想像してしまいました。

個人的にはオイル消費自体は、急変しない限り気にすることではないと考えています。
むしろ減った分、新しいオイルを追加できるので粘度を維持できるので便利、といったら誉めすぎでしょうか。

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