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油温は大丈夫?

2009年7月13日(月) 56,500Km

暑い季節がやってきました。都内で渋滞は人間も辛いですが、海王の油温も心配です。

1150RTにはRIDという液晶ディスプレイに油温が表示されます。
通常であれば液晶の目盛り5つ目で安定しています。
これが暑い季節に渋滞などに巻き込まれると目盛り6つ目まで上がります。
さすがに目盛り7つまで上がった事はないのですが、目盛り6つの状態で油温はどの程度でしょうか。

興味深い実験をエルフモトさんが行ってブログで公開されています。(2007年9月)
それによると、RIDの表示とオイルクーラー(コア部)の温度の関係は

  • 目盛り5つ
    ~117℃
  • 目盛り6つ
    117℃~150℃
  • 目盛り7つ
    150℃~

といったものでした。
更にエンジン自体(シリンダーケース)はオイルクーラー(コア部)よりも更に23℃程高温で、目盛り7つ(コアで150℃)になった瞬間で173℃に達しているそうです。

上記ブログでも書かれていましたが、RIDの表示にもばらつきがあるでしょうから、10℃程度の±を考慮する必要があると思います。

一方エンジンオイルの限界はというと、これが明記されている文献が中々無いのです。
やっとみつけたHKSオイルのカタログスペックでいうと、

  • HKS SUPER RACING 10w-45
    140℃
  • HKS SUPER RACING 10w-55
    150℃

というものでした。いずれも100%化学合成油です。

また別に

  • オイルの酸化は100℃以上の高温では問題になりますが、10℃上昇毎に寿命が約1/2となる(指数関数的な劣化特性)ことから、100℃で600hの寿命とすれば、130℃では75hの寿命となります。

という記載もありました。75hということは平均30Km/hでは2250Kmで寿命という事になります。
実際、ずうっと130℃(つまり目盛り6つ)ということは無いでしょうから、これは極小値です。
目盛り5つ(100℃)であれば600h。そんな時の平均時速は50Km/h程度行くでしょうから、これならオイルは30,000Kmで寿命を迎えます。

最近はほとんどが水冷エンジンで、よほどのことが無い限り水温が85℃程度に維持されることから、エンジンオイルが100℃を長時間越える、という状況が考えにくいのかもしれません。
そのようなニーズの元で開発されるエンジンオイルですから、排気量1リットルを越える空冷(油冷)エンジンは相当にきつい環境といえるかもしれません。

まだまだはっきりしませんが、一応の結論として

  1. 100%化学合成オイルとはいえ、150℃程度が限界。
    1150RTであればRIDの目盛り6つが限界。
    目盛り7つになったオイルは出来るだけ早く交換?
  2. 目盛り6つであっても長時間使用すると劣化が極度に進む。
    最悪2500Km持たない事もあり得る。

としておきましょう。

【添加剤について】
現在市販されているエンジンオイルには、それが鉱物油であっても化学合成油であっても多種多様な添加剤が加えられています。当然、その用途に最適な具合に「調合」されている訳で、そこに更に別途市販されている添加剤の類を、分量/成分等まったくあてずっぽうに加えることで、エンジンオイルの「性能」が向上するとは思えないので、その手の添加剤は全く使っていません。

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コメント

(・∀・)イイ!はるかパパさんおはようございます。いつも拝見させていただいています。ヘラーソケットの件は有難うございました。昨日エンジンオイルの交換をしました。今週金曜日から鹿児島からフェリーで大阪南港へわたり、四国を廻ってのツーリングです。エンジンオイルの消耗について参考になりました。私はメカニックについてあまり詳しくないのでとても参考になります。ありがとうございました。

投稿: セリ | 2009年7月14日 (火) 07時50分

セリさま
いつもありがとうございます。
四国ツー、いいですね。
魚も美味いし、うどんも・・・・。
うらやましいです。

投稿: はるかぱぱ | 2009年7月14日 (火) 18時09分

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