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エンジンオイルとギアオイル

2009年3月9日(月) 45,400Km

バイクで使われるオイルはクルマのものに比べると求められる性能が異なる部分があります。
理由は

  1. 多くのバイクは、エンジン、ギア、(湿式)クラッチを同じエンジンオイルで潤滑する
  2. 多くのバイクは高回転高出力設計であるが、世の中は省エネ志向で、クルマ用エンジンオイルは低粘性化が著しい
  3. ほとんどのクルマには排気ガス浄化用の触媒が装備されている
    といったところでしょうか。

特に1.の影響が大きくて、該当する「普通のバイク」用には巷で多く売られている4輪用の(摩擦を減らす目的の)添加剤をあまり含まない2輪車用のものを選ぶ必要があります。MAやMBのものであれば安心です。

2.については、粘度やAPIのグレードに十分気をつける必要があるでしょう。クルマ用は0W-30なんてオイルも普通に売っていますが、バイクには辛そうです。

3.については、オイルの性能を向上させる目的で添加されることのある「リン」が触媒を傷めるので、そのようなオイルはクルマには使えません。(最近は2輪でも触媒ついてますが・・・)。APIでSLグレードであれば安心です。

さて、R1150RTは普通のバイクと違ってエンジンとトランスミッション、そしてディファレンシャルギアが独立したオイルで潤滑されています。
ですからエンジンオイルに対しては1.の条件が外れるのでバイク用である必要はなく、より選択肢の広いクルマ用のオイルの中から選べます。
適合する粘度はSEA規格で20W-50程度。
海王には10W-50のカストロールフォーミュラRSを使っています。

一方トランスミッションオイルとデファレンシャルギアオイルについてはどうでしょう。
ギアオイルは極圧特性の違いからGL1~GL6(実際はGL3~GL5)のグレードがあり、数字が大きくなるほどに極圧に強くなります。
デファレンシャルギアにも使うことを考えるとGL-5を選択すべきでしょう。
適合する粘度は90程度。海王にはカストロールMTF80W-90(GL-3,4,5)を使っています。
ちなみに、ギアオイル用の粘度表示は、混用防止の為に規格が異なっていて、同じSEAの80W-90といっても実際は随分サラサラしたオイルです。

Castrolgeroil_2
↑ギアオイルとエンジンオイルの粘度比較。倍近く違うのがわかります。

Saenendo_2
↑SEA規格(4輪用)の低温、高温粘度

Castrolapigl
↑ギアオイルのグレード

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